ホーム ギャラリー クレイジー天使 目次 リンク サイト登録



 
E.J. ベロック
E.J. Bellocq [1873-1949]

E.J. ベロックについて私たちが知っていることは、噂や推測の域を出ていません。


20世紀初め、ニューオーリンズでカメラマンを職業としていたことはわかっています。第一次世界大戦中、彼は造船会社でいわゆる無難な写真を撮っていました。外見も行動もかなり変わっていたと伝えられています。不器量で、人付き合いが悪く、偏屈だったようです。周囲からはありきたりのカメラマンに過ぎないといった評価を受けていました。


歳を取り、写真業から退いたあとはニューオーリンズの町中を歩き、新型の小型カメラの複雑な操作に四苦八苦している様子が目撃されています。


一方で、ベロックの一生は謎に包まれています。彼の死後、100枚ほどの感光板が机の引き出しから発見されました。1912年から撮影されていた、ニューオーリンズの娼婦たちのポートレートでした。そこには豊かな着想とゆとりが感じられ、愛を込めて作られた作品ということがよくわかります。


優れたポートレート写真とは、写真家と、撮られる側との共同制作の結果だといえます。ベロックのポートレート写真が個性豊かなのは、被写体の個性によるものが大きいのです。それにベロックが手を添えることによって、女性が写真のなかで本当の自分を表していくのです。


この娼婦たちの写真だけが、ベロックの作品として現存しています。彼の死から15年後、リー・フリードランダーが発見、非常に感銘を受けて、それらの感光板を買いました。 ベロック自身がプリントしたものは残っていなかったため、フリードランダーが60年前に一般的に使われていた手法でプリントしました。


 
戻る  トップ  進む








E.J. Bellocq E.J. Bellocq
E.J. Bellocq E.J. Bellocq
E.J. Bellocq E.J. Bellocq




インデックス サイトマップ サイトポリシー コンタクト バナー リンク サイト登録



All Rights Reserved © 2002-2008 Gallery Tokyo.com










Top of the page