エドワード・マイブリッジ Eadweard Muybridge [1830-1904]
マイブリッジとリーランド・スタンフォードの話は、事実かどうかは別としても、なかなか興味深いです。
元カリフォルニア州知事でありスタンフォード大学の創始者でもあるリーランド・スタンフォードは大変な馬好きだったのですが、あるとき友人と2万5000ドルの賭けをしました。走っている馬は、4本の脚が同時に地面を離れる瞬間があるかどうか、という賭けです。
スタンフォードは、当時風景写真で知られていたカリフォルニアの写真家、マイブリッジに写真で真実を証明するよう依頼します。
6年後、マイブリッジが妻の愛人を射殺した罪で裁判にかけられたりしたために中断しましたが、ようやくスタンフォードの主張を証明する写真の撮影に成功しました。6年という年月、マイブリッジの写真機材などに払った金額を考えると、賭けに勝ちはしたものの大した儲けにはならなかったようですが、それでもスタンフォードは大満足でした。
マイブリッジの連続写真は、1887年に「Animal Locomotion」というタイトルで出版されました。馬やラクダの歩行、全裸の男が野球のバットを振ったりフェンシングをする場面、女性の入浴シーン(?)など、さまざまな動きが記録されてきます。
|